大型トレードのその後−テシェーラトレード

私の中でトレードといえばこのトレードが真っ先に思い浮かぶ。当時のレンジャーズの顔とも言える大物一塁手、マーク・テシェーラがブレーブスに移籍したトレードである。

レンジャーズは21世紀に入ってから優勝にほど遠い球団だった。2007年もアリーグ西地区の最下位に終わっている。FAになる前に大物選手を利用して複数の有望株を獲得する。再建を目指すチームによくあるトレードだったといえる。しかしこれほど成功したトレードも珍しい。ここ3年の強いレンジャーズはこのトレードのおかげと言っても過言ではない。

このトレードに関係した選手は総勢7名。レンジャーズがテシェーラと共に放出したのはリリーフ投手のロン・マハーイ。逆に獲得したのは5名のプロスペクト。その後、理想的な遊撃手へと成長したエルビス・アンドラス。左のエースとなったマット・ハリソン。2010年ワールドシリーズ進出時のクローザー、ネフタリ・フェリス。そして現在レッドソックスの正捕手になっているサルタラマッキアが含まれている。

関係する球団:レンジャーズ、ブレーブス
トレード成立日:2007年7月31日
ブレーブス獲得選手:マーク・テシェーラ、ロン・マハーイ
レンジャーズ獲得選手:ジャロッド・サルタラマッキア、エルビス・アンドラス、ネフタリ・フェリス、マット・ハリソン、ボウ・ジョーンズ。

上記の結果からすると、ブレーブスは未来の正遊撃手やクローザーなど、多くの有望株を失ったように思われる。今回のWBCでの活躍が目立ったアンドレルトン・シモンズやクレイグ・キンブレルなど、その後も若手を育てている。さすがはメジャー最高と呼ばれるスカウト陣を持つ球団だといえる。

その後の動き。

テシェーラ
すぐ一年後の2008年7月、ふたたびエンジェルスへとトレードされた。5人もの有望株を差し出した見返りをテシェーラはもたらしてくれなかった。テシェーラはエンジェルスで打ちまくり、シーズンオフにFAとなってヤンキースと契約。2009年にワールドシリーズ制覇をもたらした。ブレーブスがテシェーラの代わりにメインで獲得したのはケイシー・コッチマン。一塁手としてはあきらかに落第の攻撃力しかもっていない選手。

サルタラマッキア

実は当時、レンジャーズがメインで獲得したのはサルタラマッキアと言われていた。2007年当時は強打の捕手として将来を期待されていたが、怪我もあって伸び悩む。ちょうど3年後の2010年のトレードデッドライン、7月31日にレッドソックスにトレードされた。

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