2016年にはワールドシリーズで惜しくもカブスに破れたものの、アメリカンリーグ中地区を三連覇中のインディアンズ。それがエース、クルーバーらベテランのトレードの可能性が報じられたから衝撃だ。
インディアンズの本拠地はクリーブランド、メジャーの球団の中でもスモールマーケットと言われている。クルーバーやホゼ・ラミレスらと早期に長期契約を交わしてうまくやりくりしてきた。しかしやりくりだけでは立ち行かなくなったということだろうか?
Cot’sによるとすでに来期の年俸総額予想は$135m以上。これはこのオフの補強を除いて、である。スモールマーケットの球団にしてはかなりの金額。2016年にWSで破れた時の総額が$117m。2017年が$151mで今年も同じくらいだろう。世界一目指して予算も増やしてきた感じだった。来年はここまで予算をかけられないということかもしれない。
というのもこのオフは外野手のブラントリー、リリーフのアンディ・ミラーとアレンがFAとなる。少なくとも来季実力が上のアストロズとレッドソックスを乗り越えるためにはこの抜ける穴以上の戦力を補強する必要があるが、限られた予算ではなかなか難しいのもわかる。リンドーアとホゼ・ラミレスの若手野手二人は先の報道で名前が上がっていなかったから、中期的な戦力確保のためにベテランと交換で有力プロスペクトを獲得するのも悪くないシナリオだ。