アメリカン・リーグで最も四球を選んだダリック・バートンが気になったのでしらべてみた。
年間で110個の四球を選び、出塁率も.393と高く、リーグ5位。
地味だけどこれだけの選球眼を持つなんてさすがアスレチックスの選手という感じ。
一方で本塁打は10本、長打率は.405と一塁手にしては長打力が足りなすぎるほど。
足も見た感じ遅いですが、その特徴通り今年は主に二番を打っていました。
P/PAがヤンキースのガードナーに次いでリーグ二位となんとも嫌らしい二番打者ですね。
マルダーとのトレードでアスレチックスに入団
statsからしていかにもアスレチックスな選手ですが、ドラフトはカージナルスから2003年に一巡目、全体28位で指名されました。
高卒で一巡目指名だからよっぽど期待された選手だったんでしょう。
アスレチックスに来たのは2005年。
あのマーク・マルダーとのトレード要員として、これまたあのダン・ヘイレンらとともにアスレチックス入りしました。
何故か左投手の方が得意
彼のStatsを調べてみて興味深い点がありました。
下記の表をご覧ください。
2010年 | ||||
打 率 |
出 塁率 |
長 打率 |
OPS | |
vs.左投手 | .333 | .500 | .583 | 1.083 |
vs.右投手 | .257 | .346 | .382 | .728 |
2009年 | ||||
打 率 |
出 塁率 |
長 打率 |
OPS | |
vs.左投手 | .310 | .404 | .490 | .894 |
vs.右投手 | .259 | .389 | .372 | .761 |
バートンは左打者ですが常識とは逆に何故か左投手の方が得意にしています。
まだ25歳のバートンの未来はいかに!?
守備はUZRでプラスを示しているんですが、
守備が良くて出塁率が非常に高い一塁手の二番打者。
なんだか以前のユーキリスを彷彿させてくれます。
右投手を左投手並に打てる様になれば中軸を打てるかもしれません。
ユーキリスみたいな成長となるでしょうか?
今後も楽しみな選手ですね。
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