ホゼ・バティスタが変わったところ

2010年のアメリカン・リーグの本塁打王、ブルージェイズのバティースタ。2009年までは平凡な打者だったかれだが、去年から打ちまくっている。突如どのようにして球界有数の強打者に変身したのかその理由は誰もが気になるところ。30歳前後での突然変異の理由は神のみぞ知るところだが、気になるデータを見つけたのでご紹介。セイバーメトリクスがそのヒントを与えてくれました。

それは打席ごとの結果を図式した下記のリンク。
この図、ペインターの名前を取ってMondrianグラフと呼びたいそうです。
簡単に見方を説明すると、
打者から見た図と考えると非常にイメージしやすい。縦軸は打球の分類で、フライ、ライナー、ゴロに色分けしてある。インプレーの43%がゴロだったということ。横軸は打球の方向。左側がレフト方向、真ん中がセンター方向、右側がライト方向という分け。メインのグラフの横は、左からRF/LF(どの程度の割合で逆方向に打球が飛んだか)、GB/FB(ゴロ率)、K/BB(三振/四球)

このグラフは非常に分かりやすいですね。バティスタは右打者でプルヒッターですが、ゴロは左方向が多い。引っ張ろうとして引っ掛けてゴロになったことが多いことを示している(誰でもそうでしょうが。)

この記事は2008年から4シーズン分、掲載していますが、見事に傾向を捉えています。
①K/BBが改善されている。
今年は0.56と出来すぎなので開幕から調子がいいだけかもしれませんが、過去3年間で素晴らしく改善されています。元々四球の割合は低くない選手ですが、より打席での規律が良くなり、バットに当てる能力も向上しているといえる。
②GB/FBも改善。
フライの比率が増えています。強打者にとっては大切なことですが長打を増やすためには打球に角度を付ける必要がある。ゴロよりフライが多くなったことは、よりうまくボールを捉えるようになったことを示しているといえるのではないでしょうか。
③逆方向(右方向)へのゴロが減り、逆方向への打球自体も減った。
振り遅れが減ったということでしょうか?タイミングを取ることが向上したのかもしれません。プルヒッターの彼にとっては良い傾向なのでしょう。

開幕からこれまでの彼はまさにモンスター。残りのシーズン、どのような成績を残すか興味は尽きませんが、上記のポイントを気にしながら彼の今後を追うのもおもしろそうですね。

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