失意のシーズン終了となってしまったレンジャーズ。来季は再びワールドシリーズを戦えるチームとなって戻ってこれるか? 投手陣はそれなりの陣容が揃っているし、フロント陣もここ近年素晴らしい仕事をしている。しかし野手は主力二人がFAになる。ここ数年オフをにぎわせてきたレンジャーズだが今年も目が離せない。
2012 基本オーダー
C *マイク・ナポリ
1B ミッチ・モアランド
2B イアン・キンズラー
SS エルビス・アンドラス
3B エイドリアン・ベルトレー
LF デビッド・マーフィー
CF* ジョシュ・ハミルトン
RF ネルソン・クルーズ
DH マイケル・ヤング
※ ナポリとハミルトンはFAに
今オフ最大の懸案はFAとなる主砲、ジョシュ・ハミルトンの処遇。高い金額を払って再契約するか。それとも別の補強の道を探るか?
彼がいなくなった場合の影響は大きい。レンジャーズには、彼以外の「本物」のスラッガーはいない。ベルトレーの成績も下降するかもしれないし、その他の打者の成績にも影響が出るかもしれない。
ハミルトンの代わりを見つけるのも容易ではない。FA市場は貧弱だし、トレードで連れてくるにしても多くの強打者は長期契約でロックされている。
しかし、ハミルトンと大型契約を結ぶリスクは、放出するリスクよりも大きいかもしれない。彼のカラダは、ドラッグに蝕まれていると言われているからだ。シーズン終盤にプアーなプレーが目立ったこともあり、地元ファンからもブ―イングを受けていた。他チームからのオファー次第だが、来シーズン戻ってくる可能性は低そうだ。
一方、もう一人のFAとなる強打者、ナポリとはどうやら別れることになりそう。チーム一の高額年俸選手、ヤングの価値がほとんど無くなってしまったのが影響しているのか。
Trade Cadidate (移籍候補)
ベルトレー、キンズラーそしてプロスペクトのプロファー以外は誰でもトレード候補になりうる。中でもプロファーとポジションが同じアンドラスは大きなトレード要因になりうる。