ショートはベネズエラ人のもの!?

ワールドカップもいよいよ残すは決勝戦のみとなりました。

もちろんMLBも観ていましたが、さすがにこの一ヶ月しんど かった!

寝不足がたたって風邪ひいちゃいましたよ。

日本でMLBを楽しむにはただでさえ普通と違う生活になりますが、この一ヶ 月はすさまじかったな。

オジー・ギーエンのルーツ

先日ホワイトソックスについてとりあげましたが、オ ジー・ギーエン監督ってベネズエラ出身だったんですね。

実は最近しりました。

しかもベネズエラ出身で初のMLB監督だっとは。

好きな監督なので現役時代を調べたら、彼は遊撃手だったんですね。

そういえばベネズエラ人のショートというと・・・・・・

思い当たる点があるので調べてみました。

フットボールではワールドカップが佳境ですが、WBCも徐々に盛り上がりつつあるので野球の国際性を知っとくのもいい感じ。

ベネズエラといえばフットボールよりベースボールの方がさかんな国として知られていますもんね。

まずは現役のベネズエラ出身の遊撃手の状況を調べてみました。

するとちょっと調べただけでこんなにいる んですね。ビックリ!!

ベネズエラ出身の現役遊撃手

セザー・イズトゥリス オリオールズ
マルコ・スクータロ レッドソックス
アレックス・ゴンザレス ブルージェイズ
オマー・ビスケール ホワイトソックス
アスドゥルバル・カブレラ インディアンズ
エルビス・アンドラス レンジャーズ
アルシデス・エスコバー ブルワーズ
ロニー・セデーニョ パイレーツ
エバース・カブレラ パドレス

ベネズエラ出身遊撃手の歴史

すでにこれだけの勢力を形成している彼らですが、ベネズエラ出身の遊撃手の歴史はかなり 昔からあるみたいです。

チコ・カラスケルという選手が最初のベネズエラ人遊撃手。

1950年、ギーエンと同じくホワイトソックスからデビュー。

そのカラスケルの推薦でルイス・アパリシオ(この人の名前なら聞いたことがあるぞ!)が同じくホワイトソックスからデビュー。

以後、ベネズエラからどんどんMLBに流入しているそうです。

ギーエンがMLB初のベネズエラ出身監督になったのは、ホワイトソックスとベネズエラ人ショートのつながりが深いことの延長のような気がしますね。

ゴー ルデングラブ受賞者
ルイス・アパリシオ(9回)
デイブ・コンセプシオン(5回)
オジー・ギーエン(1回)
オマー・ビスケール(11回)
セザー・イズトゥリス(1回)

ベネズエラ人ショートのゴールデングラブ受賞はこんなにもいます。

全体的に小柄で機敏な選手が多いみたい。

松井稼頭央の遊撃手としてのメジャー挑戦は失敗に終わりましたが、日本人遊撃手にチャンスが無いわけではない気がしますね。

守備だけで魅せる渋い日本人メジャーリーガーなんてのも見てみたいものです。

ロッキーズの先発投手球団史

ヒメネスはどこまで勝ち星を伸ばせるか?

オールスターが近づいてきました。

ナショナルリーグの先発ピッチャーはロッキーズのウバルド・ヒメネスでほぼ間違いないでしょう。

ロッキーズの本拠、クアーズ・フィールドといえば打者天国として有名です。

逆に投手からすると地獄になるわけですが、ヒメネスはそんな投手受難の地に突如あらわれたエースといった感じがします。

まだシーズンも半分のところですでに14勝。

去年までの彼の知名度からすれば、誰が今年の活躍を予想できたでしょうか?

実際は2007年のワールドシリーズで先発した経験の持ち主ですが、ヒメネスはロッキーズの球団史(まだ20年にも満たないが)においてどのような位置にいるか気になりました。

ワールドカップが開催されていますが、高地ではボールが伸びると散々言われています。

1600mの高地にあるクアーズフィールドで外野フライが ホームランになる可能性があることは容易に理解できますね。

成績が年俸に関係しますからやはり投手はここでは投げたくないでしょう。

記録的な金額でFA移籍したハンプトン

打たせて捕るタイプのマイク・ハンプトンがFAでロッキーズを選んだ際は話題にのぼりましたね(結局失敗でしたが)

思い返してみても、ロッキーズで活躍した先発投手はあまり思い浮か びません。

ヒメネス以前に他球団がうらやむようなエースは育たなかったし、FAなどで好投手が移籍してくることも無かった。

調べたところ、なんとロッキーズで通算30勝以上の先発投手がわずか八人しかいま せんでした。

最多イニング、最多勝利は今も所属するアーロン・クック(ちなみに ロッキーズ通算65勝です)。

勝利数三位も現在所属しているフランシス。

二人とも防御率が良いわけではあり ません。

でも長く残れるピッチャーが出て来たことが。ここ数年良い成績を残している要因かも。

防御率4点以下にするのも厳しい球場

実は30勝以上の先発八人の中でも防御率4点以下の投手はわずか一人。

ホントにこの球団で投手としてやっていくことが大変だということを示す結果になりました。

実はそれがヒメネス!

ロッキーズの年間最多勝利数は17勝ですが、これを更新することはもう間違いないはず。

決して裕福ではないロッキーズなので、今後放出される可能性もあるでしょう。

もっと投手有利の球場を本拠にしたらどんな成績を残すのか興味がありますが、このまま残って球団史に燦然と輝く記録を残して欲しい気もする。