レッドソックスのカール・クロフォード獲得は、衝撃だった。
エイドリアン・ゴンザレス獲得直後だったこともあるが、ボストンのターゲットは右打ちの外野手で、左打ちのクロフォード獲得はないだろう(エイドリアンも左打者)という予想をされていたから余計に驚かされた。
ほとんどの記者はクロフォード獲得に肯定的だし、ボストンの攻撃力が上がったのは間違いない。
ボストンには、クロフォードと同じように得点を稼げる選手が二人いる。
つまりエルズベリーとペドロイアとあわせた三人の役割をどうするかという問題だ。
クロフォード自身はリードオフの役割より2番、3番を打つことを好むことで知られている。
実際に2010年のレイズでは、2番が最も多く3番でも200打席以上立っている。
しかし私からすると論外な意見だ。
チームの中で攻撃力の高い選手に3,4番を打たせるのが効率が良い。
彼らのいずれかを5番に下げるのはもったいない。
また、出塁率の観点からもクロフォード3番は避けるべきである。
クロフォードの去年の出塁率は.356.
ユークとAゴンは恐らく.400程度で、この差は大きい。
二人のどちらかを5番にしてしまうことは対戦相手にアウトを取りやすくしてしまうことになる。
出塁率を重視するエプスティーンGMがそんなことを許すとは思えない。
シンプルに優れた打者4人で4番まで構成するだけ。
そこはAゴン自身が4番を打つほうがチームのためという下記コメントを優先させてみた。
「僕は足が遅くて塁をつまらせるから4番の方がいい。」
これだけの打者を並べられるから足の影響は大して無いような気もするが・・・
確かにユークのほうがずっと走塁は良さそうだ。
(ちなみにゴンザレスが言った打順は3番クロフォードで5番ユークだったんですが。)