今年、2011年のオールスターはダイヤモンドバックスの本拠地、アリゾナ州フェニックスのチェイス・フィールドで行われる。このアリゾナ州での開催に関して議論になっているようだ。発端は去年の春に成立したアリゾナ州の移民法にある。メキシコ国境に面している同州では、メキシコの治安悪化の影響を受けていて、その取り締まりの一環として移民に身分証の携行を義務付けるというもの。ここ日本において詳しい背景や経緯はもちろん分からないので、この法律に関してとやかく議論するのはしないが、内容が移民選手に及ぼす影響は、ここ日本においても容易に想像がつく。当然MLBの選手会MLBPAは移民法への反対を唱えたらしい。
メキシコ移民で最も有名な選手といえば、このオフ最も注目されている一人、エイドリアン・ゴンザレスがいる。当初ゴンザレスはオールスターに選出されても事態する構えであったが、州法に修正が加えられたことから、選ばれれば参加するというように態度を変えたようだ。もちろんいまだにボイコットをするかもしれない移民選手や、外国籍の選手はいるだろう。
また経過があればお伝えしたい。