ウバルド・ヒメネス大丈夫?

去年、歴史的なロケットスタートで快投を魅せてくれたロッキーズのウバルド・ヒメネス。去年は前半だけで15勝もあげたのに、今シーズンは未だ勝ち星がなく、防御率は5点台という状況。寂しい状況が続いている。

ヒメネスといえば球界屈指の豪速球がウリ。去年の速球の平均は96マイル(およそ155キロ)程度という数字を残している。しかし今年は速球の平均速度は93マイル(約150キロ)。それでも平均よりは早いですが、3マイルも落ちているとなるとどこか故障しているのではないかと心配されます。

もうひとつヒメネスの異変を示すデータをご紹介。それがリンクの記事。

The Struggles of Ubaldo Jimenez

リンク中の下記のような図は投球のコースを分布で示している。

 

赤い部分が多く投げられているゾーンで青になるにしたがって比率は下がっていく。ヒートマップに似ている。リンク中の最初の二つのチャートは速球のピッチゾーン。上が去年で下が今年。今年は投球がばらけていることが一目でわかる。また、ボールが高めに浮いていることもわかる。次の二つはスプリッター。去年はストライクゾーンからボールに落ちていたと思われるが、今年はストライクゾーンの高さに投げてしまっていてこちらも高めになっていることがわかる。

球速が落ちて球も高めに来ている。成績は落ちるはず。どこか悪いなら無理せず治してほしいのだが・・・

[週刊]MLB注目プレー /ポージーが大怪我

今週最大のニュースといえばこちらの動画。↓↓↓

http://mlb.mlb.com/video/play.jsp?content_id=15201655

去年のジャイアンツ優勝のヒーロー、バスター・ポージーの怪我のシーンです。これからのメジャーを代表するキャッチャーになるはずべき人材だけに今後の復帰までの動向が気になります。

カブス、マーロン・バードが受けた死球

アセベスは福留にも信じられないような死球を投げたよね。ミスター・デッドボール、ユークの同情する感じも印象的。後遺症が心配。

ブリュワーズ、プリンス・フィルダー延長サヨナラホーマー

この豪快さはメジャー最高!!
レッドソックスのカール・クロフォード、2試合連続4安打
今日もホームラン打ったしようやく本領発揮。
今週も怪物ホセ・バティースタの2ホーマー

ロッキーズ、トロイ・トゥロウィツキーの驚異的な送球

ブルワーズのグレインキーが決勝のホーマーを自分で打って3勝目
レイズのスコット・シールズ、13奪三振で完封!!

レッドソックスのジョン・レスター、メジャートップの7勝目

おまけ

どうせなら隣のノーラン・ライアンにキャッチしてもらったらもっと盛り上がったのに。

ナショナルリーグから移籍した強打者の中間報告

インターリーグが1シリーズ終わりました。そこでリーグを越えて移籍した強打者の状況をチェックしたいと思います。

アダム・ダン(ナショナルズ⇒ホワイトソックス)
ナショナルズから移籍した強打者はスロースタート。これまで毎年40本近くホームランを打ってきてALの本塁打王の本命なんていってるメディアもありました。ここまで
打率     .194
OBP     .322
SLG     .347
と平均以下の成績。特にサウスポーからはヒットすら1本も打てない状態で完全にAL投手への適応に来るしんでいます。5月に入って多少成績は改善されましたが、去年までの成績と比較するとまだまだ。4年契約を結んだだけに不良債権にならないように頑張らないといけないですね。

マーク・レイノルズ(Dバックス⇒オリオールズ)
2009年には44本塁打の強打者ですね。しかしここまではアダム・ダンと似たような成績です。
打率     .196
OBP     .305
SLG     .372
五月はOBP.367、SLG.446と改善して来ていますが、期待のホームランはここまで5本止まり。アダム・ダンもそうですが、この二人のもう一つ興味を持たせるのはその三振数。特にレイノルズは過去3年200三振を超えているミスター・ブンブン丸です。が。ここまで48三振は彼にしては少なめ。このままだと連続200三振の記録は途絶えそう。もっとホームランばかり狙って三振増やした方が調子あがるかも?

デレック・リー(ブレーブス⇒オリオールズ)
現在DL入り中ですが、ここまでの成績は給料にふさわしいものではありません。
打率     .231
OBP     .311
SLG     .346
ただ彼の場合、過去2年の成績が下降していましたからただ単に衰えているのかもしれません。1年契約だしこのままだと来年の所属先探しにも影響が出るかも。まだ35歳なので引退の日が近づいてないことを祈りたいですね。

エイドリアン・ゴンザレス(パドレス⇒レッドソックス)
移籍決定当初から、彼に対する悲観的な意見は少なかった。下記のような予想成績が多かったように思う。
打率     .320
本塁打 40
打点 120
2011年これまでの成績からすると、評論家の予想はおおむね当たっていたといえるのではないでしょうか?彼はこれまで3割一度しか打ったことないのに.320はどうかなとも思いましたけどね。ホームが打者にとって地獄のような球場からヒットの出やすい球場になっただけでなく、ユーキリスら他の打者のサポートを受けれるようになったことも大きいのでしょう。
驚いたのはかなり積極的なバッティングをしていて四球をあまり選んでいないこと。ここまで打率.342だけどOBPはユークの方が高いですからね。リーグ最多の65安打でイチローの真似をして打ったらホームランになっちゃったり。ここまでスピードはないけどパワーのあるイチローといった感じでヒットを量産中。
オフの手術の影響やAL投手への適合などの不安要素もあったからスタートは苦しむかなと思ったけどホームランがなかなか出なかった意外は順調ですね。シーズン終了時の成績が楽しみな選手。

Stats-過去3年スパンの出塁率-

日本ではあまり重視されてないけれど、メジャーでは重要なStatsとして定着している出塁率(OBP)。日本じゃバッターの成績は打率、本塁打数、打点で表示されますが、メジャーではデフォルトでOBPも表示させる放送局もある。出塁率とはアウトにならない確率と表現することもできますが、それではMLBで現在アウトになりにくい選手は誰なのか?見て行きましょう。

MLBオール

RK Name Team BB% OBP
1 Albert Pujols Cardinals .158 .439
2 Joe Mauer Twins .123 .420
3 Chipper Jones Braves .167 .415
4 Kevin Youkilis Red Sox .120 .404
5 Joey Votto Reds .124 .403
6 Lance Berkman – – – .160 .398
7 Shin-Soo Choo Indians .121 .397
8 Matt Holliday – – – .109 .397
9 Hanley Ramirez Marlins .110 .396
10 Prince Fielder Brewers .145 .395
11 Chase Utley Phillies .113 .388
12 Miguel Cabrera Tigers .106 .388
13 Adrian Gonzalez Padres .138 .387
14 Mark Teixeira – – – .129 .386
15 Justin Morneau Twins .120 .383
16 Adam Dunn – – – .160 .380
17 J.D. Drew Red Sox .143 .379
18 David Wright Mets .117 .378
19 Alex Rodriguez Yankees .118 .378
20 Jayson Werth Phillies .127 .376
21 Nick Markakis Orioles .108 .374
22 Jack Cust Athletics .166 .373
23 Josh Hamilton Rangers .080 .372
24 Dustin Pedroia Red Sox .090 .372
25 Bobby Abreu – – – .126 .371
26 Jason Bay – – – .128 .371
27 Derek Jeter Yankees .088 .369
28 Ichiro Suzuki Mariners .059 .368
29 Kosuke Fukudome Cubs .147 .368
30 Chone Figgins – – – .121 .368
相関関係を見るためにフォアボール率(BB%)も載せてみました。予想通り、プーホルズとマウアーは最もアウトになりにくい二人でした。意外だったのはチッパー・ジョーンズ。なんと三番手に付けています。これは2008年に.470の高出塁率を記録したから。2009年以降は完全に衰えています。
他に気がつくのはBB%が10%超えてる選手ばかりが名前を連ねています。イチローだって出塁率では28番目。上の30人の中では最もBB%が低い。打率が高い打者がアウトになりにくいとは限らないわけです。

アメリカンリーグ

Name Team BB% OBP
1 Joe Mauer Twins .123 .420
2 Kevin Youkilis Red Sox .120 .404
3 Shin-Soo Choo Indians .121 .397
4 Miguel Cabrera Tigers .106 .388
5 Mark Teixeira – – – .125 .385
6 Justin Morneau Twins .120 .383
7 J.D. Drew Red Sox .143 .379
8 Alex Rodriguez Yankees .118 .378
9 Nick Markakis Orioles .108 .374
10 Jack Cust Athletics .166 .373
11 Josh Hamilton Rangers .080 .372
12 Dustin Pedroia Red Sox .090 .372
13 Bobby Abreu – – – .126 .371
14 Derek Jeter Yankees .088 .369
15 Ichiro Suzuki Mariners .059 .368
16 Chone Figgins – – – .121 .368
17 Denard Span Twins .100 .367
18 Johnny Damon – – – .110 .365
19 Brian Roberts Orioles .108 .365
20 Paul Konerko White Sox .110 .365
マウアーの次点はユーキリス。さすがフォアボールのギリシャ神。打力が上昇するにつれて一時期積極的な打撃に変化しましたが、また我慢強くなってきましたね。3位は我らがアジアの星、シンスー・チュー。飲酒運転だけはやめないとね.
ナショナルリーグ

Name Team BB% OBP
1 Albert Pujols Cardinals .158 .439
2 Chipper Jones Braves .167 .415
3 Joey Votto Reds .124 .403
4 Matt Holliday – – – .108 .402
5 Lance Berkman Astros .161 .401
6 Hanley Ramirez Marlins .110 .396
7 Prince Fielder Brewers .145 .395
8 Chase Utley Phillies .113 .388
9 Adrian Gonzalez Padres .138 .387
10 Adam Dunn – – – .160 .380
11 David Wright Mets .117 .378
12 Jayson Werth Phillies .127 .376
13 Kosuke Fukudome Cubs .147 .368
14 Derrek Lee – – – .113 .367
15 Troy Tulowitzki Rockies .101 .366
16 Andre Ethier Dodgers .102 .366
17 Brian McCann Braves .107 .366
18 Ryan Zimmerman Nationals .098 .364
19 Russell Martin Dodgers .127 .364
20 Ryan Braun Brewers .075 .363

こちらの3位は今もっとも危険な打者のひとり、ボットーでした。福留が13位です。カブスではトップ。もっと信用して使ってほしいですが、カブスは早打ちの選手が多い。カブスじゃなければ金額は別としてもっと評価されているはず。


それではまた。
RK Name Team BB% OBP
1 Albert Pujols Cardinals .158 .439
2 Joe Mauer Twins .123 .420
3 Chipper Jones Braves .167 .415
4 Kevin Youkilis Red Sox .120 .404
5 Joey Votto Reds .124 .403
6 Lance Berkman – – – .160 .398
7 Shin-Soo Choo Indians .121 .397
8 Matt Holliday – – – .109 .397
9 Hanley Ramirez Marlins .110 .396
10 Prince Fielder Brewers .145 .395
11 Chase Utley Phillies .113 .388
12 Miguel Cabrera Tigers .106 .388
13 Adrian Gonzalez Padres .138 .387
14 Mark Teixeira – – – .129 .386
15 Justin Morneau Twins .120 .383
16 Adam Dunn – – – .160 .380
17 J.D. Drew Red Sox .143 .379
18 David Wright Mets .117 .378
19 Alex Rodriguez Yankees .118 .378
20 Jayson Werth Phillies .127 .376
21 Nick Markakis Orioles .108 .374
22 Jack Cust Athletics .166 .373
23 Josh Hamilton Rangers .080 .372
24 Dustin Pedroia Red Sox .090 .372
25 Bobby Abreu – – – .126 .371
26 Jason Bay – – – .128 .371
27 Derek Jeter Yankees .088 .369
28 Ichiro Suzuki Mariners .059 .368
29 Kosuke Fukudome Cubs .147 .368
30 Chone Figgins – – – .121 .368

[週刊]MLB注目プレー

インターリーグが始まりました。カブスが1918年以来でフェンウェイパークに乗り込みましたが滅多打ちにあいましたね。ワールドシリーズ以外で珍しい試合が観れる点、個人的に気に入ってます。

さて今週のMLB、好調レッドソックスの日本人選手には苦難が待っていました。松坂はDL入り。岡島はDFA。岡島選手は完全な解雇にはならないと予想されますが、ボストンでの未来は明るくなさそう。移籍先が見つかるといいなと思ってます。それでは今週も動画をご紹介。

黒田ナイスピッチ!来年もメジャーに残ってよ!!

ピービーが完封!球が高いと思うけどパドレス時代のようなピッチングがまたみたいです。

ジェイズ、バティスタ1試合3ホーマー。 この怪物の勢いはどこまで続くのでしょうか?

ナショナルズのセンター、Bernadinaの素晴らしいキャッチ。 スピード感がたまらない。

珍プレー

レッズ、クエト。サーカスのようなプレーでセンター返しをキャッチ。調子が良くてよっぽど乗っていたんでしょう。

ハンリー・ラミレスの珍プレーで併殺。 集中力を欠いた彼らしいプレー。笑

松坂打球直撃 故障者リスト入りしたのはこのプレーが原因ではありません。ノーコンぷりにとうとう愛想を尽かされたと思ったけどそれも違った。

おまけ

アストロズ、スパイダーマン

ツインズの浮上の可能性は?

ツインズが大変なことになっていますね。今年から西岡選手が加入していたのも忘れてしまうほど残念な成績。早くも終戦の感すら漂っています。打撃成績は得点、OBP、SLGとMLB30球団中最下位。マウアーの離脱とモーノーの去年の脳震盪の影響が思いっきり出ちゃってます。

ただここまでかなり変則の日程で戦ってきています。すでに40試合を消化しているツインズですが、半分以上の24試合を強豪ひしめく東地区のチームと対戦してきました。ただでさえヤンキース、レッドソックス、レイズとしのぎを削っている東地区なのに、今年は今のところブルージェイズとオリオールズも頑張っていて大混戦となっている。強いチームと当たってきたから成績の悪い一因となっていると前向きに捉えたいですね。なんてたって東地区と6勝18敗は痛いですよね

中地区とは5勝6敗、西地区とは2勝3敗。負け越してはいるけどこれらの地区のチームとの対戦が多く残っているのはまだチャンスが無いともいえない。マウアー復帰とともにいっきに上昇したいですね。インディアンズがこれから負けだす可能性は充分にあるわけだし。

ホゼ・バティスタが変わったところ

2010年のアメリカン・リーグの本塁打王、ブルージェイズのバティースタ。2009年までは平凡な打者だったかれだが、去年から打ちまくっている。突如どのようにして球界有数の強打者に変身したのかその理由は誰もが気になるところ。30歳前後での突然変異の理由は神のみぞ知るところだが、気になるデータを見つけたのでご紹介。セイバーメトリクスがそのヒントを与えてくれました。

それは打席ごとの結果を図式した下記のリンク。
この図、ペインターの名前を取ってMondrianグラフと呼びたいそうです。
簡単に見方を説明すると、
打者から見た図と考えると非常にイメージしやすい。縦軸は打球の分類で、フライ、ライナー、ゴロに色分けしてある。インプレーの43%がゴロだったということ。横軸は打球の方向。左側がレフト方向、真ん中がセンター方向、右側がライト方向という分け。メインのグラフの横は、左からRF/LF(どの程度の割合で逆方向に打球が飛んだか)、GB/FB(ゴロ率)、K/BB(三振/四球)

このグラフは非常に分かりやすいですね。バティスタは右打者でプルヒッターですが、ゴロは左方向が多い。引っ張ろうとして引っ掛けてゴロになったことが多いことを示している(誰でもそうでしょうが。)

この記事は2008年から4シーズン分、掲載していますが、見事に傾向を捉えています。
①K/BBが改善されている。
今年は0.56と出来すぎなので開幕から調子がいいだけかもしれませんが、過去3年間で素晴らしく改善されています。元々四球の割合は低くない選手ですが、より打席での規律が良くなり、バットに当てる能力も向上しているといえる。
②GB/FBも改善。
フライの比率が増えています。強打者にとっては大切なことですが長打を増やすためには打球に角度を付ける必要がある。ゴロよりフライが多くなったことは、よりうまくボールを捉えるようになったことを示しているといえるのではないでしょうか。
③逆方向(右方向)へのゴロが減り、逆方向への打球自体も減った。
振り遅れが減ったということでしょうか?タイミングを取ることが向上したのかもしれません。プルヒッターの彼にとっては良い傾向なのでしょう。

開幕からこれまでの彼はまさにモンスター。残りのシーズン、どのような成績を残すか興味は尽きませんが、上記のポイントを気にしながら彼の今後を追うのもおもしろそうですね。

Kurt SuzukiとJeremy Brown

もはや日本人ではないのだろうけどなぜだかやっぱり親近感を感じてしまう日系人選手。今日書くのはアスレチックスで松井秀喜とチームメートになったカート・スズキ。あの城島でも成功できなかった捕手のポジションを務めている。

Kurt Kiyoshi Suzuki
日本名:鈴木 清 1983年10月4日生
出身地;ハワイ
カート・スズキは日系三世。祖父が名古屋出身らしい。日本名も持っているようで、「鈴木 清」。ただ日本語は挨拶程度しかできないらしい。出身はハワイだしあまり日本には来たことないのかも。アスレチックスでは正捕手だが、守備のすぐれたキャッチャーとして評価されている。

メジャーでの経歴
大学時にドラフトで指名されたのは2004年。ドラフト2巡目での指名だから学生時代から評価が高かったといえる。メジャーデビューは2007年6月。同年の七月からアスレチックスの正捕手となっている。当時23歳だからかなり若くして正捕手に抜擢された。アスレチックス生え抜きの選手だがそれほど四球を選ぶわけではない。捕手の平均レベルと比較しても打てる部類には入らないとは思うが、非力なアスレチックス打線では7番以降にラインナップされることはあまりない。

ジェレミー・ブラウン
この名前を知っているのは結構なMLB好きでしょう。カート・鈴木が2007年に23歳の若さで正捕手になった時、おやっと思った。なぜならこの頃にはジェレミー・ブラウンが正捕手になっていると思っていたからだ。このブラウンはカート・スズキより2年早お2002年に、カートよりも上の1巡目指名された選手。2002年、アスレチックス。そう、あの「マネーボール」でクローズアップされた選手のひとりだ。太った大学生でキャッチャーとしての守備よりも、選球眼と打力に注目された選手だった。アスレチックらしくこういった選手が将来的にキャッチャーになるんだろうと思われたけど、MLBでの出場はわずか5試合のみですでに2008年開幕前に引退している。カート・スズキが開幕正捕手をつかむ前に引退したわけだ。あまり守備を重視しなかったはずのアスレチックスにおいても守備力の高いカートのような捕手が定着する。キャッチャーというのは難しいポジションだなとつくづく感じます。(カートもマイナーでは出塁率は高かったらしいです。)

すでにアスレチックスと長期契約を結んでいるカート・スズキ。渋い選手ですが、長く活躍してもらいたいですね。

[週刊]MLB注目プレー

今週はロイヤルズのホスマーが衝撃だったけど、一番紹介したいのはおまけのピンクバットでの演奏。
ジーター2ホーマー。調子上げてきたかなと思ったけどまだですね。
レイズのフルド、ホームランをキャッチ!!トップスピードで取りに行った素晴らしいプレー。
グレインキーがブッシュ・スタジアム降臨。まだまだ彼の実力はこんなものじゃないでしょう。

http://mlb.mlb.com/video/play.jsp?content_id=14646117&c_id=mlb

ブリュワーズ、ユニエスキー・ベタンコートのバックトス。あまりいい選手と思わないけどたまに魅せてくれる。

ロイヤルズの大型新人ホスマー初ホーマー。特大の一発でした。

エイドリアン・ゴンザレスが一試合2ホーマー。ここ10試合で7発。いよいよ本領発揮してきました。
ドジャース黒田、7回無失点。
ベルトランが1試合3HR!!久々活躍してるとこ観たな。

以下はおまけ
ピンクバットで演奏!てか演奏普通に素晴らしいし。永久保存版です。

グランドキーパー、レインカバーに巻き込まれる。てか危ないし隣の奴ら気づけって。

エンゼルスのファンがみんなで同じマスク。ギネスレコード樹立だそうな。でもこのマスク変じゃない?
同じファンがファールを3つもキャッチ。笑

スタインブレナーとFBI

先日、読売巨人軍創設者の正力松太郎がCIAの下で働いていたことを書きましたが、今度はMLB最大の球団であるヤンキースの前オーナー、故ジョージ・スタインブレナーがFBIのテロ捜査に強力していたという情報が開示されました。

数年間におよぶ捜査協力の結果、ニクソン大統領らへの違法献金の罪を赦免されたそうです。ある捜査ではおとり捜査にも協力して、実際に有罪にもこぎつけたこともあるとか。実際に捜査協力していたのは1978年から1983年の間。まさにヤンキースのオーナーをしていたころです。中にはニューヨークのギャングを襲撃する場所としてヤンキースタジアムを使用することに合意したなんて内容まであるんだとか。結局他の場所で襲撃を行われたようですが・・・ウォーターゲート事件の検察官もスタインブレナーに興味を持っていたようです。
まあマフィアとの関係は有名でそれが火種でオーナー資格を剥奪されていたこともあったスタインブレナーですが、波乱万丈の人生にまた一つ伝説が加わりました。しかし色んな危険にさらされながらあれだけふてぶてしいんだから人間の器の大きさは計り知れませんね。