インターリーグが1シリーズ終わりました。そこでリーグを越えて移籍した強打者の状況をチェックしたいと思います。
アダム・ダン(ナショナルズ⇒ホワイトソックス)
ナショナルズから移籍した強打者はスロースタート。これまで毎年40本近くホームランを打ってきてALの本塁打王の本命なんていってるメディアもありました。ここまで
打率 .194
OBP .322
SLG .347
と平均以下の成績。特にサウスポーからはヒットすら1本も打てない状態で完全にAL投手への適応に来るしんでいます。5月に入って多少成績は改善されましたが、去年までの成績と比較するとまだまだ。4年契約を結んだだけに不良債権にならないように頑張らないといけないですね。
マーク・レイノルズ(Dバックス⇒オリオールズ)
2009年には44本塁打の強打者ですね。しかしここまではアダム・ダンと似たような成績です。
打率 .196
OBP .305
SLG .372
五月はOBP.367、SLG.446と改善して来ていますが、期待のホームランはここまで5本止まり。アダム・ダンもそうですが、この二人のもう一つ興味を持たせるのはその三振数。特にレイノルズは過去3年200三振を超えているミスター・ブンブン丸です。が。ここまで48三振は彼にしては少なめ。このままだと連続200三振の記録は途絶えそう。もっとホームランばかり狙って三振増やした方が調子あがるかも?
デレック・リー(ブレーブス⇒オリオールズ)
現在DL入り中ですが、ここまでの成績は給料にふさわしいものではありません。
打率 .231
OBP .311
SLG .346
ただ彼の場合、過去2年の成績が下降していましたからただ単に衰えているのかもしれません。1年契約だしこのままだと来年の所属先探しにも影響が出るかも。まだ35歳なので引退の日が近づいてないことを祈りたいですね。
エイドリアン・ゴンザレス(パドレス⇒レッドソックス)
移籍決定当初から、彼に対する悲観的な意見は少なかった。下記のような予想成績が多かったように思う。
打率 .320
本塁打 40
打点 120
2011年これまでの成績からすると、評論家の予想はおおむね当たっていたといえるのではないでしょうか?彼はこれまで3割一度しか打ったことないのに.320はどうかなとも思いましたけどね。ホームが打者にとって地獄のような球場からヒットの出やすい球場になっただけでなく、ユーキリスら他の打者のサポートを受けれるようになったことも大きいのでしょう。
驚いたのはかなり積極的なバッティングをしていて四球をあまり選んでいないこと。ここまで打率.342だけどOBPはユークの方が高いですからね。リーグ最多の65安打でイチローの真似をして打ったらホームランになっちゃったり。ここまでスピードはないけどパワーのあるイチローといった感じでヒットを量産中。
オフの手術の影響やAL投手への適合などの不安要素もあったからスタートは苦しむかなと思ったけどホームランがなかなか出なかった意外は順調ですね。シーズン終了時の成績が楽しみな選手。