注目のトレード候補たち。

トレード期限が迫って来ました。個人的に注目しているトレード候補たちについておさらい。

カルロス・ベルトラン・・・この夏最も注目を集めている男は彼。ここ数年怪我に悩まされていたけど今年復活。まだ健康面には不安はあるけど、獲得チームは打力をアップさせること間違いなし。アメリカンリーグでの実績も残しており、獲得後のリスクも低い。

ヒース・ベル・・・ピッチャーで最も注目を集めているといってもいいのがパドレスの守護神。ブルペンを補強したいチームにはうってつけの選手。

コージ・ウエハラ・・・我らが上原もベルに劣らない信頼性を持っています。最高レベルのアメリカンリーグ東地区で実績を残してきたという点ではベルよりもリスクが少ないといえるかも。ただ健康面に不安があることと年齢的な面でベルよりは獲得しやすい状況。プレーオフで投げるところを観てみたいですね。

ハンター・ペンス・・・ベルトランの影に隠れていますが、外野手としては今夏の市場で2番目に注目されているのがアストロズの3番打者。出塁率が高くないところがどう影響でるでしょうか?

ヒロキ・クロダ・・・先発投手としては我らがクロダの注目度は非常に高い。勝ち星はこれまで少ないけれど、ドジャースで運に恵まれてこなかったのは誰もがしるところ。ヤンキースかレッドソックスに行って欲しいけど、トレード拒否条項をクロダがどうするかだな。

ウバルド・ヒメネス・・・去年は衝撃的な開幕ダッシュを見せた怪物も今年は球速が落ちて成績も下降。市場価値は高そうだが、とんでもない不良債権になるかもしれない。

B.J.アップトン・・・ポテンシャルに関しては上記の誰よりも高い彼ですが、いつまで経っても安定した成績を残してくれないのも事実。怠慢がプレーいつまで経ってもなくなりません。優勝争いするチームにとってはハイリスクになるかハイリターンになるか取ってみないと分からないところ。

ハンリー・ラミレス・・・天才的な打撃でまだ若いけれど、今年は不調で人気も今ひとつ。ショートの守備に安定感が無いので獲得する側は判断が難しい選手。環境が変わって打撃が復活するのを期待。

ジェームズ・シールズ・・・レイズの右のエースは先発投手では最も注目といえます。ヤンキースのトレード依頼は断られたらしいけど絶好調の今年は最高の売り時。

トレードの可能性は低いけど噂のある選手。
ホゼ・レイエス・・・この男を獲得するにはよほどプロスペクトを積まなきゃ無理でしょう。
フェリックス・ヘルナンデス・・・まず放出されないと思うが起きたら最大の事件。

[週刊]MLB注目プレー動画

今週は久々にみんな大好き我らがHideki Matsui の話題が多かった。まずは、
500号メモリアルアーチ!!
そして、ヤンキース戦のホームラン アウェイだけど結構声援が多いなと思ったけど、こんな場面もありました。
ヤンキースタジアム凱旋。喝采!!
今年はとても成績が悪いけど、去年みたいに後半戦調子を上げて最終的には成績面で帳尻をあわせてほしいところ。
エンジェルス、一気に5点差逆転。地区ライバルのレンジャーズを破る。
マーリンズ、キャメロン・メイビンのホームランキャッチ、すごいプレーなのに外野に客がいないのが悲しい。
パイレーツ、アンドリュー・マカッチェンのナイスキャッチ
。この人若いけどチームの中心ですね。
レッドソックス、レディックのアメージングキャッチ。これ延長10回の出来事だけど16回まで続きました。
レッドソックス、ペドロイアの名人芸。いつも後ろに目があるんじゃないかと思うような送球しますね。
ブレーブスのルーキー、クレイグ・キンブル30セーブ目。ブレーブスもいつのまにかワイルドカードの座をがっちりキープ。こういった選手の活躍あってこそ。

トロピカーナフィールドの天井が主役の映像を2つ紹介。
照明のガラスが割れちゃった。これは危ない!
天井に当たってヒットに。ナイスホームアドバンテージ。

今週のおまけはとっても可愛いシーン。
ファールボールを取り損ねた少年がプンプン。主催者がくれて良かったね。ナイスファンサービス。

2002年のドラフト

応援しているチームのプロスペクトまで追っかければますますMLBの観戦が楽しくなる。プロスペクトたちのきっかけといえばやはりドラフト。特にドラフト一巡目で指名されれば、契約金も高いしそれからの注目度も高い。

そこで過去のドラフト一巡目指名された選手がどの程度活躍しているのか探っていきます。一回目の今回は2002年のドラフトから。有名なマネーボールドラフトですね。
2002年ドラフト1巡目指名選手
順位 選手 チーム 備考
1 Bryan Bullington パイレーツ
2 B.J. Upton デビルレイズ HS
3 Chris Gruler レッズ HS
4 Adam Loewen オリオールズ HS
5 Clint Everts エクスポズ HS
6 Zack Greinke ロイヤルズ HS
7 Prince Fielder ブルワーズ HS
8 Scott Moore タイガース HS
9 Jeff Francis ロッキーズ
10 Drew Meyer レンジャーズ
11 Jeremy Hermida マーリンズ HS
12 Joe Saunders エンゼルス
13 Khalil Greene パドレス
14 Russ Adams ブルージェイズ
15 Scott Kazmir メッツ HS
16 Nick Swisher アスレチックス
17 Cole Hamels フィリーズ HS
18 Roger Ring ホワイトソックス
19 James Loney ドジャース HS
20 Denard Span ツインズ HS
21 Bobby Brownlie カブス
22 Jeremy Guthrie インディアンズ
23 Jeff Francoeur ブレーブス HS
24 Joseph Blanton アスレチックス
25 Matt Cain ジャイアンツ HS
26 John McCurdy アスレチックス
27 Sergio Santos ダイヤモンドバックス HS
28 John Mayberry, Jr. マリナーズ HS
29 Derick Grigsby アストロズ
30 Ben Fritz アスレチックス

(太字はメジャー昇格したことがある選手)

この年は一流選手が何人もいますね。グレインキー、フィルダー、ハメルズ、とすでにチームの代表的な選手が並んでいる。他にもアップトン、ソンダース、スイッシャー、ローニー、ガスリー、マット・ケインとレギュラーを掴んでいる選手がズラリ。フランシスや、ハーミダ、デナード・スパーン、カイル・グリーン、カズミアーら有名な選手もいます。セルヒオ・サントスもホワイトソックスのリリーバーとしてメジャーで活躍していますね。
豊作の年だったと言えますが、実は全体一位指名されたは現在広島カープに在籍するバリントン。メジャーでは目立った活躍をできませんでした。レンジャーズで花開いたコルビー・ルイスのようになれるといいですね。
またバリントン以下全体8番目まで7人連続して高校生が指名されたというところに特徴がありますね。(備考のHSが高校生)この点に関しては、マネーボールで描かれたコメントなどと比較しながらまた検証したいと思います。

[週刊]MLB注目プレー動画

今週はオールスターブレークだったので動画は少しだけ。
ホームランダービーの動画でもじっくりみちゃいましょう。見事優勝したのはヤンキースのカノー、全ホームランをじっくりご覧ください。
http://mlb.mlb.com/video/play.jsp?content_id=16859637
次いでに二番手だったエイドリアン・ゴンザレスの全ホームランも。普段と違ってほとんど右方向へのホームランでした。
http://mlb.mlb.com/video/play.jsp?content_id=16859537

ヤンキース、サバシア完封で13勝目。もう14勝目も上げちゃったけど、素晴らしい完封でした。

http://mlb.mlb.com/video/play.jsp?content_id=16840579

ブリュワーズのフィルダー、グラサンをファンに借りちゃったぜ。
http://mlb.mlb.com/video/play.jsp?content_id=16881023

乱闘

先週行われたレッドソックス対オリオールズ四回戦の二戦目。初回裏の攻撃でレッドソックスがいきなり八得点。強打のレッドソックス打線が、あっさり地区最下位のオリオールズを退ける平凡なゲームになるかと思われた。
しかし八回一死三塁、試合の流れとは関係なく、この日最高の盛り上がる場面は起きた。マウンドはオリオールズの守護神、ケビン・グレッグ。バッターボックスにはビッグパピことレッドソックスのDH、デービッド・オーティズ。初球、グレッグが内角ビッグパピの腰付近を攻める。二球目、再び内角胸付近に投球され、ビッグパピが上体をのけぞらせる。そして三球目、またしても内角へ、今度はビッグパピの腰に直撃しそうな投球。あきらかに狙ったように見える。怒ったビッグパピはマウンドの方に数歩飛び出し、グレッグを警告。ベンチ、ブルペン総出の騒動発生。しかしこの時はそれ以上の事態には発展せず、両チームに警告が発せられたのみ。退場者も出なかった。ノースリーからビッグパピはスイングするも浅い外野フライに。と思ったら画面はマウンド付近でもみあう二人の姿に切り替わる。再びベンチ、ブルペン総出になり、今度は乱闘騒ぎ。当事者二人はパンチを繰り出すエキサイトぶり。喜ぶ観衆。レッドソックスのホーム、フェンウェイパークなので「パーピ、パーピ」の大合唱。
背景は以下の通りだと感じた。初球の内角攻めのあと、グレッグを睨みつけるビッグパピの姿をカメラが捉えている。まるでこの後の騒動を予見しているかの如く。残念ながらハイライト動画の編集ではカットされているが、もう一度、一連の流れをカットせずに見ていただきたい。グレッグは更にケンカを売るかのように、三球目で体めがけて投げたのだと思う。もしかすると、その前に三塁打を打たれて失点していたこともイライラさせていたのかもしれない。
ただそれだけのことだと思ったが、試合後のグレッグを中心に選手たちのコメントが面白い。

ボストン、ダーネル・マクドナルド
“ピッチャーが内角を責める時とバッターに故意に当てにいく時とがある。今回は後者だ。” 
ハイライトで見返すと全くその通り、狙ったに違いない。

ボルチモア。グレッグ
“ビッグパピに、プレートに覆いかぶさる様に立たせると、気持ちよく打ててしまうから内角を攻めた。”
ノースリーにしてまでわざわざボール球は投げないでしょ。そんなにコントロールの良いピッチャーじゃないし。(ルパン上原が言ったら信じるけどね)

ボストン、ベケット
“もし三球目で退場させていれば騒ぎは大きくならなかった。”
確かに三球目で二人を退場させとくべきだった。たとえデッドボールでなくても退場させることはあるし。ビッグパピも揉め事を呼ぶようなアクションをしたわけだから。でもしょっちゅう暑くなるベケットが冷静なこというと他人事みたいで笑えるね。

ボルチモア、マーケイキス
“ノースリーから打つなんておかしい。”
そんなつまんないこと言ってるからいつまでも一流選手に成長しないんだよ。素質は抜群なのに。

ピッチャーがバッターの内角を攻めるのはクラシックなテクニック。バッターを怖がらせることができれば抑える可能性は高くなる。逆にバッターは、ピッチャーに内角を攻める勇気を失わせようと野次ったりすることもしょっちゅう。ここらへんの心理戦は一流になればなるほど必要なことかもしれない。でも、これだけ勝負の決した消化試合みたいな状態でこれほどの問題を起こす必要はないと感じる。グレッグはこんな問題を起こす上に安定感は無いし、いいかげん上原をクローザーにしてほしいと思うけど、今月で優勝争いをするチームに移籍するかもという噂もある。まあ、こんなヘボ監督の元からは離れてほしいとも感じるけど。オリオールズのショウォルターは、折角乱闘で盛り上がったのに間延びするような長い抗議をしたから、さらに嫌いになった。

オールスターブレークで試合がないので、ちょっと鮮度が薄れたけどこんなことを書いてみました。

[週刊]MLB注目プレー動画

久々プレーの紹介。ハフナーのサヨナラ逆転満塁弾とか乱闘とか興味深いシーンが多かったけど、やっぱり今週はこのプレー

ジーターの3000本安打達成の瞬間。この上なく気持ちよく決めてくれましたね!!達成まであと2本となっていたこの試合、あっさり2打席目でやり遂げました。しかも見事ホームランでの達成。それだけで終わらずこの日は5打数5安打。最後は決勝点も放って完全にジーターデイとなりました。これだけ注目を浴びる中、圧倒的なパフォーマンスを見せてくれるとはさすが千両役者。

インディアンズ、トラビス・ハーフナーのサヨナラ満塁弾

ジーターが無ければこのプレーをトップで紹介する予定でした。この試合、9回表終わった時点では4-0だったんですよね。

レッドソックス、Go back to back to back!

三者連続ホームラン。オーティズ、レディック、サルタラマッキアで達成。ちなみに打たれたViolaは左封じのためにオーティズの打席から出てきたのに、左打者二人から被弾。一体何しにきたの?

レッドソックス、ジェイソン・バリテックのサヨナラ・ブロック

最初はレフト、マクドナルドの好送球かと思われたけどタイミングは完全にセーフ。テックさすがのブロックが効きました。走者の右足が先にベースに触ってるようにも見えるけど、抗議もしなかったしブロックに封じられたと本人も思ったかな?

ブルワーズのピッチャー、マーカムの満塁弾

NLに移籍してよかったね。
ロッキーズ、カルロス・ゴンザレスがナイスキャッチも負傷
明らかに壁までの距離を把握してなかった事故。イチローとかドリューみたいに怪我には気をつけてプレーしないとね。でも大した怪我にならなくて良かったよ。

オリオールズ、アダム・ジョーンズのグレートキャッチ
こちらはちゃんと壁までの距離を把握してジャンプしてます。