キューバについてもう少し知ってみる

このオフシーズンはセスペデスをはじめ、キューバからの亡命選手の話題が多い気がする。defector の文字を見る機会が多かった。野球の盛んなこの国はたくさんの有望選手を抱えているが、いったいどんな国で、どのくらいメジャーリーガーがいるのか?せっかくなのでいろいろこの機会に知ってみたいと感じた。来年はWBCも開催されてまたキューバは強さを発揮するはずだ。

キューバのおおまかな場所はご存知の方も多いはず。

すぐ東隣りにドミニカがあり、プエルトリコはさらに東にある。この3国では野球が非常にさかんだ。

フロリダ半島はこんなに近い。だから良く船で亡命するんだね。

メキシコもすぐ西隣りに位置している。カストロとチェ・ゲバラはメキシコから上陸した。

一番最初のメジャーリーガー:Rafael Almeida。なんと100年前の1911年にプレーしています。しかしスティーブ・ベリャンが1871年にナショナル・アソシエーションに参加している。つまりキューバと野球の歴史はずっと深くつながっていたことになる。

現役の主なメジャーリーガー:ケンドリス・モラレス、アロルディス・チャップマンほか

過去の主なメジャーリーガー:カンセコ、ヘルナンデス兄弟ほか

野球の盛んなキューバではあるが、政治的な影響もあり、それほど多くのメジャーリーガーを輩出しているわけではない。メジャーリーガーになるためにはどうしても亡命しなくてはならない。
投手と遊撃手の活躍が目立つ。チャップマンやコントレラス、ヘルナンデス兄弟など入団前から騒がれた投手がたくさんいる。ショートはいまもユネル・エスコバル、ベタンコート、アレクセイ・ラミレスとレギュラーがいる。以前もレイ・オルドネスという名手がいた。
成績としてはホゼ・カンセコ、ラファエル・パルメイロが突出している。彼らは親が亡命してきた選手。
今年亡命してきた選手が今後どのような活躍をみせてくれるだろうか?

歴代最多6番打者

かなりマニアックだが、面白いデータがあったので紹介。ミスター六番打者は誰か?最近まで活躍した馴染み深い選手の名前も並んでいます。ベニト・サンチアーゴ、ポサーダ、ビニー・カスティーヤ。カスティーヤは強打者のイメージが強いので意外ですね。

The Players Who Have Hit 6th Most Often Since 1919

上位50人中、15人はキャッチャーだったそうです。守備力が重視されるポジションなので6番打者が多いというのは意外ですね。
六番打者へのイメージとして、そこそこのパワー、そこそこの打率、そこそこの出塁率みたいなことも書いてあるが正にそんなイメージがあります。
ポサーダは個人的にもヤンキースの六番を担っていた印象は強いですが、上記の典型的な6番打者のイメージとは全く違いました。中軸を任せられるほどの打力を誇っていたポサーダ。彼をこのポジションで打たせられるからヤンキースは強いわけですが。もう観れないと思うと寂しい。