ユーキリスのスタッツを検証してみる

前回、ボール球に手を出さない打者ということで久々ケビン・ユーキリスの名前をみてうれしくなったのでもうちょっとユークのことを調べてみました。

しばらくマイブームとなっているBABIPからチェック。

2008 .339
2009 .359
2010 .327
2011 .296
2012 .268

キャリア平均は.322。2008,2009年はキャリアの絶頂期だったがその後衰えの兆候を示していると推察できます。

選球眼は衰えていないようなので、ハンドアイコーディネーションに衰えがでているのかと予想して空振り率をチェックしましたが、

2008 6.7%
2009 6.8%
2010 4.9%
2011 6.8%
2012 6.7%

とこちらも衰えているようには見えません。技術的に衰えていないならば、運が悪かっただけなのかといういとそうは思えません。ヒットにする能力が低下したならスイングになんらかの問題を抱えているはずですが掴めませんね。

いろいろ調べていたら面白いデータを見つけました。BPの Pitch F/Xデータです。ストライクゾーンを9つに分けたデータですが、下記はゾーンごとの打率。ユークのキャリア全体でのデータです。

キャッチャーからの視点ですので左がインコース、右が外になります。赤いところほど得意としているコース。ストライクゾーンの広範囲が赤く染まっていますね。外めの打率はさすがに低いですが、なんとも攻めづらい打者であることを示していますね。

一方、下記は去年、2012シーズンのデータ。

赤い面積は明らかに減っています。特にストライクゾーンでも体から遠いコースに苦戦しています。また内角高めの一番近いゾーンも苦労しています。年々赤い部分が減ってきているようです。やはり技術的に衰えていると言えそうです。

去年はバレンタインとの関係に苦しんだというマイナス要素がありましたが、年々に成績が低下していることは他にも原因があることを示しています。

ひとつ思い浮かぶのは、2011年から再びサードを守っていること。キャリアはサードでスタートしましたが、ファーストにコンバートされてゴールドグラブも受賞したユーク。三塁の方が明らかに守備の負担が増えます。元々150試合以上出場がしたことがないというスタミナに問題があるユーク。三塁の守備がバッティングに影響しているのかもしれません。ファーストに戻せば多少は成績が戻るかなと感じますが、ヤンキースではまたもサードでの出番が多そう。来年も苦戦すると予想されます。