ティム・コリンズ、小さなクリフ・リー

WBCにアメリカ代表として出場したティム・コリンズ。この国ではWBCはほとんどサムライジャパンのことしかメディアが伝えないし、MLBでの所属もロイヤルズなので知ってる人は少ないかもしれない。

Tim_Collins

私もWBCのロースターが発表するまで知らなかったのだが、登録された身長によると、

5フィート7インチ。

約170センチしかない。スポーツ選手は良くサイズをごまかすのでもっと小さいかもしれない。これは日本でだって小振りな方ではないだろうか?ましてや大柄な選手の集うメジャーでは小人族に属しているといってよい。サイズは小さいがピッチングは本格的。これほど小柄な投手がアメリカ代表に選出されたのだから日本の小柄な野球小僧には参考にしてほしいピッチャーだ。

MLBの球団は小さいと契約すらしてくれない。コリンズも高校の時はドラフト指名を受けることができず、カレッジに進んだらしい。そこで当時ブルージェイズのGMだったリッチアーディの目に止まり、プロ入り。ブレーブスを契約してロイヤルズに移籍。2011年メジャーデビュー。

フォームをチェックして真っ先に受けた印象は、「クリフ・リー」に似ているな、ということ。二人のフォームを比較してほしい。

コリンズ

リー

足のあげ方と背中を反らせる姿が共通している。ただ、今のところリーほどコントロールが良いわけでは無い。四球はよく与えてしまう。2012シーズンはK/9が12.01と素晴らしかったが、それでもK/BBはそれほど良くなかった。

2013-04-21 16.29 のイメージ

球種はカーブとチェンジアップ。特にカーブはカウントを稼ぐときも決め球もどちらでも投げる。右打者でも臆せず投げるので一番自身のある球なのだろう。

速球は平均93マイル(約150キロ)とメジャーでは特に球速があるわけでは無いが、切れがいい。右打者の内角を攻めることもできるのが素晴らしい。

どの球種も勝負できる球質だが、さらなる成長を遂げるにはコマンドを磨く必要がある。もっとうまく投げれば速球を狙い撃ちされる確率も下がるし、フォアボールを減らしてピンチを少なくすることができる。

まだ23歳。ロイヤルズという球団事情から3年後くらいにトレードにだされる可能性が高い。これから注目のレフティである。