今年のドラフトで全体一位指名されたアッペル。昨年も全体一位指名濃厚と言われていたが、スコット・ボラスが代理人であるのが嫌われたのか全体9番目のパイレーツまで指名されなかった。契約金の合意に至らずアッペルは再び大学で投げることに。去年からドラフトの契約金に制限がかけられたのでパイレーツはアッペルばかりに大金を使えないという事情がもあった。二年連続で全米No.1の学生という評価を受けているのだから、かなり期待していいはずだ。
マーク・アッペル Mark Appel
スタンフォード大学 四年生
右投手
生年月日: 1991年7月15日生 (21歳)
6-5 / 215 約195センチ98キロ
現代のピッチャーとして理想的な体型。ローテーションに明らかに問題を抱えるアストロズなので、かなり早い時期にレギュラーに昇格するだろう。ピッチングは95マイル程度の速球を中心とした完成度の高さが評価されている。
ところで昨年パイレーツと契約金で合意に至らなかったが今年のアストロズとの契約はどうなるのか?結論からすればほぼ契約合意できると予想する。昨年から指名順位ごとに契約金の目安となるボーナスプールが設定されたが、全体一位と九位の指名権では許される予算の額が大きく異なる。アストロズはアッペルを指名したからにはかなりの契約金を払う覚悟があるはずだ。また昨年は大学三年生だったアッペルだが、今年は大学卒業の年。今回も契約を蹴ったら一年浪人することになるのでそれは避けたいはず。アストロズもボラスと強気に交渉できる。どの程度の契約金で合意されるか?やはり気になる。
ちなみにMLBが設定した全体一位のボーナスプールは、$7,790,400。なんと八億近い。ボラスが背後にいるだけに八億超えるかな?