MLB2014ドラフト結果−BAとMLB.comのランクとも比較

久々の投稿がドラフトになってしまうとは。忙しくてもう転職しようかと思ってしまう。まあ個人的な事はさておき、中継が始まって間もないけど、どんどんメジャーのドラフトは盛り上がってる気がする。

3年連続全体一位指名権を持つアストロズが指名したのは高校生左腕、ブレイディ・エイケン。これは大方の予想通り。過去2年は予想外の指名をしてたが、今年は何の驚きも無くエイケンを指名。多くのスカウトがエイケンをNo.1って言ってたしね。エイケンは高校生とは思えないほどの完成度を誇る左腕。速球は90マイルそこそこだけど、切れがいい。それにこれからもっとスピードも伸びるだろうね。カーブも切れがいいし、コマンドも素晴らしいみたい。フォームもいいし体格も完璧。映像はちょっとしか見てないけど、スカウティングレポートを読んだ感じだとすぐにローテーションに入れてもいいんではないかと思うほどすごい。ルックスも完璧だし、メジャーを代表するスーパースターになるかもしれない。

ところで今年はピッチャーが豊作の年と言われていた。その中でもつい最近までは全体3位でホワイトソックスから指名された学生左腕のロドンがダントツNo.1とされていた。ロドンが今年やや不調だったのと、エイケンが台頭してきたことで二人の評価は入れ替わったというわけ。学生も直近の活躍で指名順位が変わるということは契約金が億単位で増減するということ。ピッチャーなら無理してトミー・ジョン手術へなんて最悪の結果にもなりうるよね。

ところで、当たり前だが指名の順位の通りその後活躍するとは限らない。特に高校生は伸びしろがたくさんあるから、その伸びしろをスカウトは予想して評価している。高校生ピッチャーなんてほとんど博打に近い。スカウトの見方も違うからそれが指名の順番やその後の結果に影響を及ぼす。やっぱり良いスカウトをたくさん雇っている球団が指名した選手は成功する確率は高い。その辺りの分析は骨が折れるからまた後々書くとして、独自のスカウト陣をたくさん持つベースボールアメリカ(BA)とMLB.comが事前に発表していた指名対象者のランキングと実際の指名順を比較してみた。

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まあ例年そうだがトップ10はそれほど大きく変わらない。なかにはスカウトが適当で、BAや他球団のスカウトの評価を元に指名しているのでは無いかという球団もあるくらい。30位以降はもうほんとにスカウト次第と言ってもいいくらいだと思う。

ところで今年あきらかに目につくのは4位指名したカブスと12位指名したブリュワーズ。カブスのシュワーバー指名は契約金を抑えるためでは無いか?と言われているがカブスのフロント陣は元々レッドソックスでペドロイアやエルズベリー、パペルボンを発掘した面々。全体4位より16位以降の選手が活躍することはザラだから、今後のシュワーバーの成長はきになるところ。

まあ、ドラフトの結果なんて大学生なら3,4年。高校生ならばそれ以上経過しないと結果なんて分からない。折角作った上記表を元に3年後くらいにまたレビューしたら面白いかも。