ブレイク・スネル 去年マイナーで最も活躍した選手

USA Todayが選出するマイナーリーグプレイヤーオブイヤーに選出された投手、ブレイク・スネル。同賞は文字通り一年間で最も活躍したマイナーリーガーを選出するもの。興味深いのは選出されるとその後にメジャーで活躍する可能性が高い。過去10年間の結果は以下の通り。これ以前にもスター選手がゾロリといる。

2005: フランシスコ・リリアーノ

2006: マット・ガーザ

2007: ジャスティン・アップトン

2008: デビッド・プライス

2009: ジェイソン・ヘイワード

2010: ジェレミー・ヘリクソン

2011: ポール・ゴールドシュミット

2012: ウィル・マイヤーズ

2013: ザンダー・ボガーツ

2014: クリス・ブライアント 

例えば2011年に選ばれたゴールドシュミットの場合、2011シーズン開幕前はプロスペクトのトップ100にも入っていなかったが現在ではメジャーを代表する一塁手へと成長している。歴代に名前を挙げられた選手を見ると、メジャー昇格前の選手ばかりではあるものの、ここまで活躍する選手が多いので同紙のスカウトは結構注目して良いのでは無いかと感じている。

スネルは昨シーズンマイナーのどのレベルでも打者を翻弄したが、直近のMLB.comのランクでは41位とそれほど評価が高いわけでも無い。来季、メジャーデビューするチャンスは高いと思うが、結果が楽しみなピッチャーだ。

 

2016展望–ナショナルズ

ここ2年ほど土日しか試合を観戦できなくて、2014シーズンはほとんど知らないチームも出てきちゃって、去年のオフは全球団注目選手を絞ってみた。結構2015シーズンは楽しめたから今年も同じ作戦で準備しようかなと。一番最初に初回するのは合衆国の首都、ワシントンD.C.にあるナショナルズから。

チームを代表する選手 ブライス・ハーパー

エース マックス・シャーザー

注目の選手 トレイ・ターナー

2015観客動員数 2,619,843(77.9%)

主な放出 ダグ・フィスター、ジョーダン・ジマーマン(タイガース)、デナード・スパーン、イアン・デズモンド、ユネル・エスコバー(トレード、エンジェルス)

主な獲得 ダニエル・マーフィー(二塁手)ショーン・ケリー(リリーフ)ユスメイロ・プティット(リリーフ)

昨年は怪物ハーパーがとうとう覚醒してMVPを獲得。昨オフ獲得したシャーザーは期待通りの活躍。しかしチームは残念な成績に終わった。昨シーズンは得点–失点=+68と悪くなかった。メッツは+70だったからほぼ同じ。だけど成績にこれだけ差が出たのはチームが機能していなかった証。細部はまだ埋める必要のある溝がたくさんあるから開幕までにまだ動くはず。

核となるエースと野手がいるのだから優勝を狙うべき位置にいる。ストラスバーグや三塁手のレンドンなど他にも良い選手がいるし。デズモンドがFAとなったショートの穴はルーキーのトレイ・ターナーが埋める見込み。ターナーはソウザとウィル・マイヤーズのトレードに絡んでナショナルズがパドレスからメインで獲得した選手。スカウティングでは打率を残せて守れるショートに慣れると予想されている。メジャーにすんなり定着できるかはナショナルズ躍進の鍵だ。