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年俸調停(参稼報酬調停)


せっかくドラフトで指名されても大金を稼ぐメジャーリーガーになるまでには時間がかかる。

メジャーに昇格してもしばらくは最低年俸に毛の生えた程度しかもらえない場合がほとんど。
年俸調停の権利を得てようやくメジャーリーガーらしい高額年俸を稼ぐようになる。
球団側との交渉で不満があれば第三者に調停を持ち込むことができるからだ。

年俸調停の資格

・調停の資格を得るためにはMLBで3年以上の経験が必要。
・正確にはメジャーリーグサービスタイム3.000以上が必要。
(実際には3.000未満でもスーパー2という例外があり、メジャーリーグサービスの閾値は毎年変化する。)

調停の方法

・調停人は選手側にもMLB機構側(オーナー側)にも属さない中立的な人物が務める。
・球団側と選手側は各々希望する金額をあらかじめ提示する。
調停では両者どちらかの希望額が選択される。折衷案はなし。

実際の傾向

近年は調停申請まではたくさんされるが、実際に調停が行われることは少ない。
調停が下されるタイミングが2月とシーズン間際に設定されているため、選手側からすると準備に影響が出る。
また、どちらかの希望額という極端な結果になるのを避けるため、両方が歩み寄って契約が締結されることが多いと言われている。
選手はFAの資格を得るまで(6年の経験を積むまで)最低3回調停申請ができるシーズンがある。
有望な若手とは毎年の年俸調停による年俸の高騰を避けるため、複数年契約を結ぶことが増えている。

調停権獲得の起源

メジャーの選手会(MLBPA)が調停の権利をつかんだのは1970年。

注意したいのはFA制度より歴史が古く、先に出来た制度であること。

この調停の権利を得たことは重要で、のちのFA制度確立に大きな影響を与えたといえる。

この調停権を獲得させたのは当時の選手会長マービン・ミラー。

そして調停人として重要な裁定を下した人物にピーター・サイツがいる。

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