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レッドソックス、バレンタイン監督を振り返る


レッドソックスは新監督も決まり、再生への道を歩みだした。ファンからすると悲惨な一年がようやく終了。でも解雇されてからボビー節が出るわ出る わ。なかなか面白いです。ちょっとこの一年を振り返ってみます。あらかじめボビーは賛否両論の激しい人物。カリスマと呼ぶ人もいれば嫌う人も多い。日本と 同じで個性の強いキャラクターと見られているよう。

去年 2011年の11月、一旦はデール・スベアムに決まりかけた監督人事。てゆーかカブスの候補者とかぶりまくってて笑った。でも球団社長ルキーノの意向によ り待ったがかかる。ルキーノが面接に連れてきたのがESPNの解説者ボビーだった。GMのチェリントンは反対したらしい。(この騒動の間にスベアムはカブ ス監督に就任した)

結局ボビーがボストンの監督に就任したが、早くも一部選手がボビー就任に激怒していると報道される。ESPN解説者時代にこき下ろされたとか噂は様々。最初から嫌われてた感はあった。

ボビーの就任はメディアでも議論をよんだ。おおむね大成功か大崩壊かというような極端なものが多かった気がする。

そ れから開幕までは、割とボビーも目立たないようにしていた印象。チェリントンと意見が合わないみたいな報道はされてたけど、特に何か起こることもなかっ た。(実際はスプリングトレーニングですでに選手との亀裂は始まっていたいらしい。アビレスを恫喝したボビーに対し、チームの三大リーダー、ペドロイア、 ビッグパピ、A-ゴンの三人が詰め寄ったとか。最近ボビーもその事件を認めてた。納得してない様子だが。)

最 初に公となった事件はシーズン序盤に起きた。不調のユークに関して野球に集中できていないとボビーがコメントした(と報道された。)これには大将のペドロ イア激怒。カメラの前でボビーのやり方は俺たちには認められないと公然と非難。ペドロイアにタジタジのボビーだったからユークに謝罪することに。その後、 ユークはホワイトソックスへ放出される。ボビー勝利と報道される。ミドルブルックスが台頭してきて、もう明らかにユークより良かったから、決定的な事件で あったかは定かでは無い。

その後は色んな選手との確執が報道されながら徐々にチームは崩壊。七月のトレード期限に際し、GMのチェリントンの動向に注目が集まる。プレーオフ目指して補強するのか?それとも諦めて売り手にまわるのか?結果はどちらでもなく八月に突入。

ペドロイアとAゴンがフロントと会談を持ち、ボビー解任要求をしたと報道される。明らかにチームが崩壊していたことを示していた。

そ して運命の8月25日。歴史的な金額が動くトレードが成立。エイドリアン・ゴンザレスを差し出す代わりにカール・クロフォード、ジョシュ・ベケット、ニッ ク・プントもドジャースが引き取ることとなった。この時もマスコミの一部はボビー勝利って書いてたな。さすがにルキーノもこんな事態にしたボビーと心中す る気はなかったみたい。

10月4日、ボビー・バレンタイン解任。

選 手からは完全にソッポ向かれてたけど、本人は我慢してたのでしょう。解任の直前、直後はしゃべりまくり。オーティズは前述のトレード直後に、怪我を理由に サボタージュしたとか、コーチの忠誠心がなかったとか。オーティズは契約を控えているため大人しいですが、コーチ陣のトップ、ベンチコーチだったボガーは だまってませんでした。”選手や他のコーチとのコミュニケーションは円滑でしっかり準備してた。ボビーとだけが、うまくコミュニケーションできなかった” みたいな。

完全に村八分。

目立ちたがり屋のボビーは傲慢さを封印できなかったのか?ボストンは大事な試合前にウィスキーでテンションあげてワールドシリーズを制覇する、自らを「イディオッツ」とよぶ個性の強いカルチャーのチーム。ただボビーとの相性があわなかったんでしょう。

残酷なまでに悲惨に終わったボビーの、挑戦。でも本人は
“再びボストンの監督をやりたい”

憎めないなー

ポジション別ランキング-ショートストップ-


まあ他でもよく見かける企画なんですが。わざわざやってみるのは別に独自の視点があるからとかでもなく、ポジションに関してもう少し深く考察してみたいからと思ったからです。きっと意外な発見がある。はず

ショートを最初にしたのは分かりやすいけど色んなショートの選手がいて個性が出るかなと思ったから。まずは私なりのショートストップに必要な資質をあげます。

①守備力

当たり前。ショートはキャッチャーと同じく数少ない打てなくても許容可能なポジション。打球への反応(instinct)、瞬発力、フットワーク、柔らかいグラブ裁き、とってから投げるまでのスピード、ダブルプレー完成のための連携、判断力。それらをもっともハイレベルに要求されるのがこのポジション。

②肩

英語では”ショルダー’ではなく”アーム”ってよびますね。①の守備力はセカンドにも要求されますが、ショートはさらにこの肩が必要。平均以上の肩が無いと務まりません。

③走塁

守備においてもスピードはあった方がいいです。攻撃力はそれほど求められない分、走塁は重視されますね。

④平均以上の打率

もちろん打率の低い選手が多いポジションですが、優勝争いをするチームなら.250くらいの打率は要求してきます。

⑤平均以上の出塁率

④まではクラシックな資質ではないでしょうか?最近はどのポジションでも出塁率は要求されますが、ショートで出塁率が高ければ打順の構成に可能性が生まれて重宝されます。

※その他

- 長打力はあまり要求されません。パワーを身につけるために体を大きくすると、守備に支障が出ると考えるスカウトは多いです。逆に、打力のある若いショートは負担を減らすためにコンバートされるケースがあります。
またどういうわけかベネズエラは遊撃手王国。ベネズエラが生んだ伝説的な遊撃手、ルイス・アパリシオみたいな小柄で守れて走れてってのがいまでも通用するんでしょうが、そこに出塁率も入れたいなというところ。

なんか前置きが長くなりましたがここまでおつきあいくださった方は最後までランキングを見てやってください。

Best.1 トロイ・トゥロイツキ

この男は別格ですね。現役ショートとしては圧倒的な長打力を有している。またあの恵まれた体格からは信じられないような守備を魅せてくれます。ただ故障が多いのが傷。出番が少ないことを差し引いてもこの人がベストですが。ショートというポジションが体に負担をかけてるのかなあ?

Best.2 ホゼ・レイエス

かつてほどでは無くなりましたが、試合の流れを変えられるスピードを持っています。四球は少ないですが、高い打率を残せるのもプレミアム。ギャップヒッターなので長打力があるのも魅力ですね。大きな怪我をしたからか、Sabermetricsからすると守備は平均以下だそうです。だけどまだまだショートでやってけそうな魅力のある選手。

Best.3 エルビス・アンドラス

理想的な遊撃手。突出した能力はないですが、バランスの取れた選手ですね。高い守備力。平均以上の攻撃力。優れた走力。打率もそこそこ打ってくれる選手ですが、ベネズエラの選手にしては選球眼がよく出塁率も平均以上です。そして何より若い。もはや中堅選手の風格ですが、打力に関してはまだ伸びしろがあります。

Best.4 ジミー・ロリンズ
スタッツみながら意外といいなと思ったのがこの人だった。というよりまど結構活躍してるなという印象。いまでも守備が良くて足があるから普通に良い選手なんだけど、MVPを受賞した時よりは明らかに成績が下がってきてるから個人的に衰えてしまった選手の枠に入れてた。

打率は平均的で出塁率も高くない。優勝を狙うチームのリードオフマンをやらせられるタイプではないと思うけれど、魅力はパワー。小柄だけど今年も23本打ったパワーはショートとしては付加価値が高い。

Best.5 J.J.ハーディー
実は結構好きな遊撃手だったりする。ショートとしてはトゥロの次にパワーがあるし、何より守備はこの五人の中でも一番素晴らしいと思う。出塁率は高くないので5,6番むき。ただ安定感が無いのが玉に瑕。

読まれた方は異論があるでしょうが、新しい選手の発掘になれば幸いです。

MLBアベレージ−OBP(出塁率)


MLBでは様々な指標が議論されるが、どのくらいの数値を基準とみなせば良いのか?
またその基準値はどのように変化しているのか?毎年そんなことを気にしながらデータを眺めています。
昔からあるのに近年重要度が増している出塁率。過去10年のレギュラーシーズンのOBPの平均値を調べてみました。
参照したのはESPNのTeam stats。全チームのチームデータが記載されていますが、そこからMLB全体の平均が示されています。

2003  .332
2004  .335
2005  .330
2006  .336
2007  .336
2008  .333
2009  .333
2010  .325
2011  .320
2012  .319

ご覧のように、2010年からかなり出塁率は下がり始めています。今年はとうとう.320を割ってしまいました。個人的には2008年頃から少しずつピッチャー優位になってきていると感じていますが、それを裏付けるデータと言えるのでは無いでしょうか?

[オフシーズン展望]ドジャース


気になるチームをピックアップしてストーブリーグの動きを追っていこうかなあ、と。

まずはドジャース。

オーナーが新しくなってからヤンキースみたいなお金の使い方をはじめました。最も驚かせたのはエイドリアン・ゴンザレスが欲しいあまりにカール・クロフォードまで引き取ったこと。2012シーズンはプレーオフに進出できませんでしたが、2013シーズンの展望は明るいと予想しています。

いったい予算がどの程度まであるかはわからないが。今オフもっとも整備が必要となるのはリリーフ陣。その他はこのままでも戦える戦力だと感じる。課題は豪華なスター選手たちのシナジー効果を生み出せるか?フロントと監督の手腕が試されるシーズンとなる。

2013予想ラインナップ

C A.J.エリス

1B エイドリアン・ゴンザレス

2B マーク・エリス

SS ハンリー・ラミレス

3B ルイス・クルーズ

LF カール・クロフォード

CF マット・ケンプ

RF アンドレ・イーシアー

この通りメンバーは出来上がっている。問題は打順をどう組むか?チャンスメーカーに乏しい印象で特に一番打者が問題。タイプ的にはクロフォードが適任そうだけど、彼はリードオフマンを嫌がってきた過去がある。試してみると面白いというのはキャッチャーのA.J.エリス。出塁率の高いこの人を試す価値は十分あると思う。ジェレミー・ジオンビみたいなタイプになるけど。MLBlab的にベストと思うオーダーはこれ。

1. A.J.エリス

2. クロフォード

3. ケンプ

4. エイドリアン

5. イーシアー(ハンリー・ラミレス)

6. ハンリー・ラミレス(イーシアー)

7. マーク・エリス

8. ルイス・クルーズ

先発ローテーション

1. カーショウ

2. ベケット

3. カプアーノ

4. ハラング

5. テッド・リリー or ビリングズリー

来年は素晴らしいローテーションになるはず。カーショウはNL有数のピッチャーになったし、ベケットは二年に一度のエースのピッチングをする年。3番手以下のピッチャーはトレードされる可能性があるけど、いずれにせよ経験豊富なのでそれりに計算できる。やはり課題はリリーフ陣。クローザー以外は流動的なので整備が必要。

野手も先発投手も一通りそろっているので来年はジャイアンツを倒す可能性はかなりある。再び驚くような補強を繰り広げるかもしれないけど、注目すべきはどのようにチームを舵取りしてシナジー効果を生み出すか?であることは間違いない。

2012 statsレビュー(打撃部門)


シーズン中ほとんど更新できなかったせいもあってあっという間にプレーオフに入ってしまった感じです。今年もスタッツレビューやってきます。今年は何と言ってもミゲル・カブレラの三冠王という歴史的快挙がありました。

スタッツの価値観が変化している時代ですので、個人的には出塁率も含めて四冠で議論してほしいなと。そういう観点ではミゲレラさんは四冠を逃しています。出塁率王は今年復活したと個人的に感じているマウアーでした。

ナショナルリーグの方は投手天国のパドレスからヘッドリーが打点王に輝きました。立派!また同じ西地区のジャイアンツからポージーが首位打者に。大けがから見事に復活です。

打撃部門
. AL NL
. 打点王 139 ミゲル・カブレラ DET 115 チェース・ヘッドリー SD
. 本塁打王 44 ミゲル・カブレラ DET 41 ライアン・ブローン MIL
. 首位打者 .330 ミゲル・カブレラ DET .336 バスター・ポージー SF *
. 長打率 .606 ミゲル・カブレラ DET .595 ライアン・ブローン MIL *
. OPS .999 ミゲル・カブレラ DET .987 ライアン・ブローン MIL *
. 得点 129 マイク・トラウト LAA 108 ライアン・ブローン MIL
. 出塁率 .416 ジョー・マウアー MIN .408 バスター・ポージー SF *
. 最多安打 216 デレク・ジーター NYY 194 アンドリュー・マッカチェン PIT
. 盗塁王 49 マイク・トラウト LAA 44 エバース・カブレラ ATL
. 二塁打王 51 アレックス・ゴードン KC 50 アラミス・ラミレス MIL
. 四球 105 アダム・ダン CWS 94 ジョイ・ボットー CIN
. 三振 222 アダム・ダン CWS 189 ダニー・エスピノサ WAS
. 併殺打 28 ミゲル・カブレラ DET 20 ライアン・ジマーマン WAS
. 球数 2921 カーティス・グランダーソン NYY 2917 マイケル・ボーン ATL
. P/PA* 4.43 アダム・ダン CWS 4.44 A.J.エリス LAD
. 打席数 740 デレク・ジーター NYY 716 ホゼ・レイエス MIA
. ゴロ数 387 デレク・ジーター NYY 283 ホゼ・レイエス MIA
. ゴロ系 2.31 ベン・リビーア MIN 1.34 ノリチカ・アオキ MIL
. フライ数 352 イアン・キンズラー TEX 342 アーロン・ヒル ARI
. フライ系 0.44 ジョシュ・レディック OAK 0.50 ジェイソン・クーベル ARI

*P/PA 投球数/打席数。一打席あたりどれだけピッチャーに投げさせたか。

最後に、規定打席に達しなかった選手から印象に残った記録をご紹介します。

*規定打席にわずかに1打席足りなかったメルキー・カブレラが.346。足りなくてよかった。またボットーも.337でした。

*マーリンズのジャンカルロ・スタントンが長打率.608だった。この男のパワーはこれからも注目。

*OPS、ボットーは1.041でした。

*出塁率、これまたボットーは.474。怪我が無ければ彼が一番であったのは間違いない。

近日中に投手部門やります。ではまた